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細い三日月と
その上の二つ星が
綺麗だったと
いつか話してくれた
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遠い光を見上げ
帰りを急ぎながら
あの日のあなたは
何を思ったのかな
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昨日からの雨が
さっき上がった今夜は
月も星もなかったと
あなたに話そう
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曇り空を見上げ
あなたへと急ぎながら
ぼくはあなたを
二人の今日を思う

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月の満ち欠けも
冬の星座の輝きも
あなたを通して
やっと気づくぼくは
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そばにいるあなたを
見過ごしてないかな
二度とない時間を
忘れてないかな
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ぼくがつけた傷は
寒くなると痛むから
あの頃のように
笑えなくなったけど
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言葉の続きを
その瞳の奥を
あなたの想いを
二人の今日を思う

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つないだ手を振りほどいたぼくを
後ろから抱き留めてくれた
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わかってくれないと泣いたぼくは
あなたの涙をわかってなかった

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癒えない傷痕を
新しい笑顔を
雨上がりの夜空を
あなたがくれた傘を
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戻らない日々を
かけがえのない今を
あなたの想いを
二人の今日を思う