今日もまた酷く散々で、もう逃げ出したくなるけれど、歓声に胸は高鳴って。


《――― 如月アテンション ―――》


...―――ああ、行先は如何しよう?
やっぱり、私服じゃまずいかな、もう何もかも、放り出してしまった午後。

最近、あの日からの出来事から普通に街を歩けなくなった。でも、背伸びしたヒ-ルじゃもっと歩きづらいし、踏み出しにくいもの。

かといってばれちゃう訳にもいかないし、フ-ド被れば大丈夫だよね。
ばれないように行こう。


商店街、路地裏へ抜ける。こんな所久し振りだ。何でかドキドキしてしまう。


ふいに風が吹いたらフ-ドが脱げて。やっぱりすぐさま観衆目線だ。
こんな体質嫌だなあ、人の視線なんか" 奪い "たくないのに。
こんな体質の所為で、私は一人ぼっちなのに。


...ああもう、やっぱり変わらないんだ。此れじゃあ何時も通りの週末になっちゃうよ!



もう散々だなあ、辞めたいな。
ライブとかでは「 満員御礼! 」なんて云っちゃうけど、其の実ブル-だから。

ああもう、困っちゃうよ、目立っちゃうな。



追い掛けられるなんて散々だよ、逃げたいなあ。
...―――期待しちゃうよ。


「 ... っ ... もう、私を見ないで! 」


そんな言葉も、ポケットにしまおう。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【自己解釈】 如月アテンション 【Part*1】

じん ( 自然の敵P ) 様のオリジナル曲、【 如月アテンション 】 の自己解釈です!、

...まだ初心者なんです。

閲覧数:484

投稿日:2012/06/28 00:50:09

文字数:555文字

カテゴリ:その他

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