授業中のみんなの話を聞いていたら、
なぜか“あの人”に逢いたくなった。
この月、この季節、そして、あの日。
私が初めて“あなた”に出逢った事を
思い出すのは…この胸の高鳴りの所為なのかな…？

はじめは告白もしたよ。
でも、“あなた”には好きな人がいるから、
私は泣き出しそうになったけど、
“がんばれ”って、“大丈夫だよ”って、
ポロポロとなみだを流す代わりに、
そんな言葉が出てくるのはどうしてだろう？

ずっと私だけを見てほしかった。
ずっと“あなた”に“好き”って言いたかった。
ずっとそばで“あなた”を見ていたかったよ…。

だけど、それは叶わない事だから。
私は“あなた”の幸せを願うから…。