大人のひとが一酸化炭素吐いた
二酸化炭素吐く、酸素足りねえ
「肺を満たしてくタールが滲むんだ」って
言ったそのひとはわたしに毒をもたらした

蟻の行列を潰す 趣味の悪いことだね
無邪気な笑顔で「さよなら」
砂の中に消えてった

口から吐くものだけはでっかくなっちゃって
うるさいくらいのアイが崩れてしまうよ
どこへ向かえばいいの そんなこともわからないで
ステレオの音量あげた
密かに泣いてた

蟻の行列を見る 淘汰されていく
無邪気な笑顔はさよなら
夢はとうに朽ちてった

昔に思い描いていた未来はどこだっけ
絵本の終わりはハッピーエンド
ソレって本当?

からっぽになった体で世界をみつめる
声が出ないまま叫ぶ
だれか気づいてください
大人が吐いた紫煙が目に染みたみたい
ステレオの音量あげた
密かに泣いてた

過去のものにしようとは思わないけれど
いつかは色あせていくよ
水彩画みたいにぼやける視界
滲んだ目で見る世界のほうが
わたしにはちょうどいいってことらしい

そんなの認めたくないよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

滲む

中2くらいのときに作った曲

閲覧数:128

投稿日:2013/10/12 01:36:01

文字数:448文字

カテゴリ:歌詞

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