どれだけ望んだことか
夢ならば醒めてと
どれだけ悔やんだだろう
温めた両手を

どれだけ望んだことか
恋なら冷めないでと
どれほど泣いたんだろう
除夜の鐘の音に

年を越したなら
鳴り響く鼓動
キミへこの言葉
温かな想い

年を越す間際
キミからの言葉
凍りついた風

夢ならどうか醒めて夢を見させてよ
別れの言葉を吹き飛ばして

走馬灯の夢を灯籠の灯りを
悲しい言葉を暗闇の間際に

どれほど泣いたんだろう
もう会えないことを
陽の光り初日の出
朝靄でボヤけた

どれだけ経ったんだろう
涙枯らした日から
痛いくらい怖いくらい
暗い曇天の日から

忘れられないよ
あなたの笑顔を
忘れたくないよ
遠く離れても

忘れかけていた
あなたの背中に
温かい涙

夢でも現実だってなんだっていいから
辛いあの日を吹き飛ばして

走馬灯のように浮かぶ淡い灯りを
あなたの笑顔を掻き消してしまおう

線香花火が落ちて
打ち上げ花火が舞って
拍手と喝采の中
静かに消えていくように

散らした火花が舞って
暗闇意識が落ちて
静寂に包まれて
一人まだ泣いている

視線が散らした火花想い咲かせた花
遠いあなたは幸せですか

走馬灯の夢が灯籠の灯りが
静かに消える眠るようにさよなら

さよなら