迷いの森をふたりで抜け出したら 小さな丘でただ空を眺めてる
いつか話したむかしの物語は 難しかったよでも嫌いじゃないんだ
ときどきこうして考えてみる そうして何にも言葉にできなかった
君は何も言わずにただその目で見つめている
空の色を写したままただ目を見つめている
何もない 時間だけが
やがて夕陽が傾き始めるまで 階段の隅で並んで座っている
西陽に隠された世界の片隅には
誰にも見せないただふたりだけの場所
まるで世界の誰もから忘れ去られたように
そんな物語今もまた思い出している
何もない 何もいらない
微かな声で君の名前を呼んで そうして僕は夢から目を覚ました
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