【A】小さな頃から夢見てた セピア色のメモ帳
大切に仕舞っていた あの頃の記憶と
夢見ることと世界 同じになれば良い
そんな妄想に迷って 私は生まれた
小さな心に鍵を掛け 大切に隠した
貴方に知られたい、見られたいの裏表
扉を開けたらそこはハンテンセカイ
ビー玉のように煌いた思い出
心の中に住む私 悩ましげにうつむく
どうか忘れないで 私が居ることを
【B】分かっていたはずだった 本当は
だけど誤魔化した 自分に嘘を並べて
「まるで合わせ鏡だね」 そう君(ワタシ)は話した
透明な粒を溢して ひらひらと
隣のクラスのあの子 頼まれごとを装って
貴方に近寄り笑うの まるでお似合いの二人
鍵を開けたらそこはハンテンセカイ
ぽっかり空いた青い空 曇っていく
心の外に住む私 涙を隠す仮面
どうか消えないで 私の居場所
【C】嘘ばかり付いた私 仮面はもうガタがきて
ぽろぽろと音を立てて 崩れていってしまう
小さな頃からの宝物 ずっと隠してきた筈でも
気持ちを切り取って 素直に渡せたら良いのに
どうか忘れないで 私が居た事を
色褪せない思い出 胸に抱いて
今言えるのなら 叶わなくても
君の近くにそう 君の心に少しでも居たいよ
誤魔化すのはもうおしまい 世界は反転する
小さな私は姿を消して 心の中は晴れていく
どうか忘れないで 私の心の中
仕舞っていたモノ 「好きだよ」
今話すんだ貴方に 大切な宝物
私の中にある小さな 昔からのお話を
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