【鏡音リン】runner's beat

靴紐をいつもよりキツくして
ボロボロのそれを誤魔化した
背中に数字や期待を背負って
どんどん重くなってくよ

誰の為に走って 喜びは誰のもの
躓けば僕が痛いのに なんでそんな顔をするの

叫んで 叫んで 叫んでも
聞こえない声で息が切れそう
流して流して 流しても
「もうダメだ」って止まらない涙
逃げるための足はないよ

前だけを見ればいいと言い聞かしても
煩い鼓動が邪魔すんだ
数時間と一生を犠牲にして
逃げた僕を僕は許せるかな

何の為に焦って 立っている場所はどこ
後ろから聞こえるのは誰かの為の言葉なのかい
「まだ諦めるのは早いよ」
「どうしてそこで立ち止まんの」
「お前がやらなきゃ誰がやる」
ちゃんと分かってるよ 知ってるよ

叫んで 叫んで 叫んでも
聞こえない声で息が切れそう
鳴らして鳴らして 鳴らしてよ
まだ煩い心臓よりもっと

何の為に走って 喜びも悔しさも
大丈夫 ちゃんと分かるから
震えないように もう一度

叫んで 叫んで 叫んでも
もう聞こえないよ 泣かないから
流して流して 流したら
新しくなった僕が生まれたよ

叫んで 叫んで

叫んで 叫んで 叫んでも
もう負けないと誓った声は
逃げるための足じゃないよ