夏の幻影 offvocal 未mst
あの日の夏の幻影
波打ち際に佇む
潮風の声 繰り返す
淡い影は沈む
虚ろな瞳がみた空
これは幻影だ
あの夏の幻影だ
焼けた肌に張り付いた
あの日の夏の幻影だ
夏が終わる頃
あの日を思い出す
振り向けば影もない
向日葵の亡骸も
遠くを見つめていた
霞む夕日の緋
死に絶えた夏の空
これは あの日の夏の幻影だ
あの日 夕立に濡れた向日葵も
陽射しに焼かれた虫の声も
ふいに消えてった影法師も
煩わしいあの蝉時雨も
あぁ 夕日が声を詰まらせる
夏が僕の肌を染め上げる
火花が夏の終わりを告げる Uh-Ah-
夏が終わる頃
あの日を思い出す
振り向けば影もない
あの夏の 抜け殻を
波間に揺られていた
映える夕日の緋
消えかけた夏の空
耳に残る 頬に触れる
目に焼き付く 手を離さない
これは あの日の夏の幻影だ
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