雨に濡れたアスファルト 無言の人びとが往き交ふ
水たまり 逃げ込んだ太陽は 踏みつけられ 壊れた

雨に煙る町並みの 硝子戸に映された ぼくの顔
空ろな目 見つめても うつゝなく
ぼくはこんな顔だったかな? 

いつからだらう 雨を厭ふたのは
濡れるだけなのに 傘にかくれて
土に靴 日射しに帽子
守られて ぼくは弱くなる

頬を撫ぜる東風 雨上がり洗はれた潮の香
穏やかな温もりも懐かしく
ぼくはどんな顔だったかな?

いつからだらう 君を厭ふたのは
ぼくと変はらない筈なのに何故?
風に外套 こころまで隠し
微笑んで ぼくは遠くなる

帰らうか 帰れるかな あの場所に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

催花雨

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投稿日:2011/04/02 14:04:10

文字数:287文字

カテゴリ:歌詞

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