希望があれば人は強く生きられるって
そうかもしれない
あの頃の僕には希望なんてなかったから
暗闇の中に一筋の光があればどんなにか救われただろう

けれど夜は長かったね
希望なんて見つけられなかったよ
君がいなかったら
君が暗闇の中に来てくれなかったら
僕はもう二度と希望なんて　持てなかったよ


忘れてないよ　結んだロープも
忘れてないよ　傷ばっかの腕も
忘れてないよ　辛かったこと全部
暗闇が恋しくなる時もある
けど君は言うんだ
「いつでも死ねる」って
僕に希望を与えてくれた



希望があれば人は歩いていけるって
そうだと思う
今の僕には希望があるからさ
暗闇の中でもその先の光を信じてなんとかまだ生きていれるよ

だけど今も怖いんだよ
絶望の方が作りやすいんだよ
君がいなかったら
君が暗闇から連れ出さなかったら
僕はあのまま何もかも　捨ててしまったよ


残っているよ　結んだロープも
残っているよ　傷ばっかの腕も
覚えているよ　辛かったこと大体
暗闇に捕まってしまう時もある
けど君は言うんだ
「今じゃないだろ」って
僕の希望を与えてくれる


「いつでも死ねるだろ」って君は言うんだ
「本当に辛い時は死ねるから」って君は言うんだ
だから　そう　いつでもやめたきゃやめられる
だから　そう　もう少し、あと少し、もう少し……
「だからそれは今じゃないだろ」って君が泣くんだ


忘れてないよ　あの日の空も
忘れてないから　抱きしめた腕も
忘れるわけないだろ　してくれたこと全部
暗闇で迷うこともあるだろう
けど君は言うんだ
「一緒にいよう」って
僕に希望を与えてくれる