不意に切れた指
刺す痛み
いつの間にか癒えた事も気付かないの

昨日の涙は誰のせい？
散り舞う焔
応えは沈黙をもって紡がれたの

何故、
罪も無く行かなければいけないの？

ただ私は咽び泣く
導く手、弧を描いて、優しく連れ去った
僅かな残り火が淋しさ唱えて私の首を絞めるの

こぼれゆくものが重なって
灰の奥を土足で踏み荒らされたの

何故、
放つ手を罰と知ってくれないの？

ただ私は咽び泣く
切なくて、苦しくて、すがって引き止めた
どれだけ喚こうと、眠ったままなの
何も言ってくれないの

ただ私は咽び泣く
導く手、弧を描いて、優しく連れ去った
僅かな残り火が淋しさ唱えて私の首を絞めるの

不意に切れた指
刺す痛み
いつの間にか癒えた事も気付かないの

あの日の笑顔は誰のため？
散り舞う焔
応えは沈黙をもって紡がれたの