一番
ただ無情に照る くどい朝陽(ひかり)
どこをどうとれば 希望なのさ？
戦意を無くした 木偶の坊に
水を与えても 無駄なこと

終わらない日常に 嫌気がさしたって
毎日が変わるわけじゃない
蛍雪の功だなんて 人は言うけれどね
もう限界なんだよ あぁ もう嫌

いっそのこと逃げ出そうか？
この世界を見限って
そうだ 創ろうか こんな僕を 受け入れる世界を

二番
目隠し したまま 走っている
何にぶつかるか 怯えてる
何が起きても 怖くないよう
無意味な ポーカーフェイス気取っている

本音なんて語る相手 どこにもいないでしょう？
咲くのはどうせ 徒花
石の上にも三年って 無理なもんは無理
熱くなってもただ 疲れるよ

いっそのこと逃げ出そうか？ この世界を見限って
そうだ 創ろうか こんな僕を受け入れる世界を
『ホントにそれでいいの？ 』どこからか声がする
『君は 本当に 創れるの？ 一人きりの世界』

向き合った僕は やけに眩しい そいつの顔を見たんだ
こいつも確かに僕だった

そいつはなんとも 面倒なやつで
僕は振り回されている
努力だの 希望だのと うっとおしいんだよ
どうして それでも揺れるんだ？

『行こうよ』 どうして
『おいでよ』 待ってよ

いっそのこと逃げ出そうか？ この世界を見限って
そうだ 創ろうか こんな僕を受け入れる世界を
『本心と向き合って 現実なんかに溺れるな
暗い 場所にでも 陽は射すよ さぁ！ どうしたいんだい？』
僕は憧れていた 光のある世界に
例え 徒花でも 小さく 咲き誇りたいんだ

〈ひらがなver.〉
一番
ただ むじょうにてる くどいひかり
どこをどうとれば きぼうなのさ？
せんいをなくした でくのぼうに
みずをあたえても むだなこと

おわらないにちじょうに
いやけがさしたって
まいにちが かわる わけじゃない
けいせつのこう だなんて ひとはいうけれどね
もう げんかいなんだよ ああ もう いや

いっそのこと にげだそうか？
このせかいを みかぎって
そうだ つくろうか こんなぼくを うけいれる せかいを

めかくし したまま はしっている
なにに ぶつかるのか おびえてる
なにが おきても こわくないよう
むいみな ぽーかーふぇいす きどっている

ほんねなんて かたるあいて どこにも いないでしょう？
さくのは どうせ あだばな
いしのうえにもさんねん って むりなもんはむり あつくなっても ただ つかれるよ

いっそのこと にげだそうか？ このせかいを みかぎって
そうだ つくろうか こんなぼくを うけいれる せかいを
『ほんとに それでいいの？』
どこからか こえがする
『きみは ほんとうに つくれるの？ ひとりきりの せかい』

むきあったぼくは やけにまぶしい そいつの かおを みたんだ
こいつも たしかに ぼくだった

そいつは なんとも めんどうな やつで
ぼくは ふりまわされている
どりょくだの きぼうだのと うっとおしいんだよ
どうして それでも ゆれるんだ？

『いこうよ』 どうして
『おいでよ』 まってよ

いっそのこと にげだそうか？
このせかいを みかぎって
そうだ つくろうか こんなぼくを うけいれる せかいを
『ほんしんと むきあって
げんじつ なんかに おぼれるな
くらい ばしょにでも ひはさすよ
さぁ！ どうしたいんだい？』
ぼくは あこがれていた
ひかりのある せかいに
たとえ あだばなでも ちいさく さきほこりたいんだ