遠くで雷が鳴いて思い出したよ
ふたり手を握って過ごした夜
そんな温もりはもう消えてしまった
ああ、寒いな


街を濡らす黒い雨や
花を散らす酷い風は
全部はっきり聞こえるのに
やっぱりどうして君の声は
深い闇に溶けてしまうんだね

傾き出した太陽の光浴びて
透けてゆく小さな身体
このまま足を少し離して
そのまま宙に浮かべたら

「遠いよ」ねぇ、会いたいんだよ
だけど君は拒むんだろうな
あの時、その手を掴めなかった
後悔だけがこの僕を包むよ
「許して」ほら、願ってるんだ
また笑顔で会える日のことを
あの頃のように笑えることを


僕はひとりのままでもね
生きていけるわけないけど
怖いなんて言えないから
ゆっくりゆっくり息を吸って
そっとそっと街の影と混ざる

堕ちてしまえば誰も悲しまないけど
腕を引く願いの残渣
離してくれよ 少しでいいよ
そしたら僕も飛べるから

「暗いよ」もう、見えないんだよ
星も花も人の温もりも
君のね、灯りがないと僕には
どうやら何もできないようだけど
「助けて」とは、言えないからさ
だから僕は繰り返してそう
また同じように傷付いてほら
泣くんだ


シナバー色の朝焼けを眺めてたら
君の歌 僕らの歌を
思い出したよ うろ覚えでも
ここで歌っても良いかな

「遠いよ」ねぇ、会いたいんだよ
だけど君は拒むんだろうな
あの時、その手を掴めなかった
後悔だけがこの僕を包んで
「暗いよ」もう、見えないんだよ
星も花も人の温もりも
君のね、灯りがないと僕には
どうやら何もできないようだから
「許して」ほら、願ってるんだ
また笑顔で会える日のことを
あの頃のように笑えることを
まだ幼かったあの日のように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

not still tiny【曲募集】

遠いよ。暗いよ。ねぇ、会いたいんだよ。

閲覧数:145

投稿日:2018/06/16 16:27:58

文字数:717文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました