日の暮に
碓氷足柄関越えて
遥けく臨む都花
東国のまほろばに
立ち轟ける我が名ぞ高き
五月蠅なす
荒ぶる者はことごとく
弓引き引きて我が元へ
雲霞の如くたなびけば
挙りて立ちて鯨波聞け
新皇はいずこにありやまさに来たれり
百伝ふ八十の者ども時は来たれり
潦流るるごとく矢の飛べば
兵馬水面を飛び駆け抜ける
いざやいざ馳せ参じたる兵は
力を出だせ仇踏み越えて
波高き
霞の浦に舟出せば
川の手指の如くなり
櫂のまにまに漕ぎ行けば
万里の山もただ遠くなり
地に満つるこの意気たるはまさに溢れり
千早振る神の告ぐらく其がさだめなり
筑波嶺の黒雲さへもひれ伏せば
いよいよ心勇みてけるは
いざやいざ騎射競ふ兵は
眼を凝らせ風の彼方へ
潦流るるごとく矢の飛べば
兵馬水面を飛び駆け抜ける
いざやいざ馳せ参じたる兵は
力を出だせ仇踏み越えて
新皇の坂東に号令さるること
テーマは平将門様。何ちゃって古文です。
『日本の神様アンソロ』に収録予定です。
http://www.kugutsu.com/kamisama/
ゆかりさんによるデモ曲はこちら。
http://twitsound.jp/musics/tslCSpQfk
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