孤独、そんな言葉が似合う僕は
報われない、この世にいらない存在
誰からも必要とされず
ただ闇に覆われた鳥かご
餌も与えてもらえずに
このまま一人死にゆくのを待ち続け
心はとっくに亡(な)いのに
入れ物だけが息をする


どうしようもない
声も届かない
誰も見ようとしてくれない
水面(みなも)に照らし出されたその姿は
酷く醜く朽ちていた



いつかの僕にも主人は居た
優しくて暖かいその思い出だけが僕の宝物
あんなに大切にしてくれていたのに
その姿はどこか遠くへ消えていた
一人残された僕は主人(あなた)の重さを知る


探しても見つからない
声も届かない
抜け落ちた羽
折れた翼はかごの中の鎖
どう足掻いても楔は抜けない




記憶だけはいつも綺麗で
優しい匂いがする
声、仕草、体温すべてを愛でたい
そんな願いも儚いまま
今日もまた鎖に繋がれ死を待ち続ける

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

記憶の楔

好きで好きでどうしようもない相手に
ある日突然捨てられてしまったという失恋の歌です

相手に捨てられたはずなのに
思い出すのはいつもやさしい相手やよかったところだけ
そんな儚くも残酷な失恋者の気持ちを
かごに閉じ込められた鳥という設定で表現しました


もしよろしければ
メロディーを付けていただけるとうれしいです
イメージでは初音ミクdarkみたいな感じの曲になると
より理想です
書き換えや守勢もありがたいです

閲覧数:62

投稿日:2014/04/19 00:07:14

文字数:382文字

カテゴリ:歌詞

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