【1A】
もう会えないのかもね
君はそう呟いた
さくら舞う青空へと落ちるように
その声は遠ざかる

きっとまた会えるはずさ
ありふれた言葉さえ
唇の裏側で戸惑って
同じ空を見上げた

【1B】
あふれそうな熱を
まぶたの中に留めてたよ
『さよなら』君の言葉が
届くまで

【1サビ】
強い風に揺られて散っても
雨に濡れ滑り落ちても
さくらの花はまた咲くだろう
だから花びらのように
いまはそれぞれの場所へ

【2A】
君と過ごした日々を
きっと忘れないだろう
何気なく通り過ぎた思い出は
本当のたからもの

時間に押し流されて
なにもかも変わるけど
それでもまたこの樹に咲く花は
ずっときれいなままで

【2B】
出会いは一瞬で
別れが長いのは何故だろ
さくらの花も咲いては
すぐに散る

【2サビ】
どんなに寒い冬の後でも
それぞれの枝に別れても
空の青さに負けないような
きれいな花を咲かそう
花びらのように逢おう


-かしひらがな-
【1A】
2 8
もお　あえないのかもね
3 7
きみわ　そおつぶやいた
5 6 5
さくらまう　あおぞらへと　おちるよ（う）に
5 5
そのこえわ　とおざかる

3 8
きいと　またあえるはずさ
5 3 2
ありふれた　ことば　さえ
4 6 5
くちびる　のうらがわで　とまどおて
3 7
おなじ　そらをみあげた

【1B】
9
あふれそおなねつを
11 2
まぶたのなかにとどめて　たよ
4 7
さよなら　きみのことばが
2 3
とど　くまで

【1サビ】
11 3
つよいかぜにゆられてち　いても
5 5 2
あめにぬれ　すべりおち　ても
11 3
さくらのはなわまたさく　だろお
6 5
だからはなび　らのよおに
6 5
いまわそれぞ　れのばしょえ

【2A】
2 8
きみ　とすごしたひびを
3 7
きいと　わすれないだろ（う）
5 6 5
なにげなく　とおりすぎた　おもいでわ
5 5
ほんとおの　たからもの

3 8
じかん　におしながされて
5 3 2
なにもかも　かわる　けど
4 6 5
それでも　またこのきに　さくはなわ
3 7
ずうときれいなままで

【2B】
9
であいわいいしゅんで
11 2
わかれがながいのわなぜ　だろ
4 7
さくらの　はなもさいてわ
2 3
すぐ　にちる

【2サビ】
11 3
どんなにさむいふゆのあ　とでも
5 5 2
それぞれの　え（だ）にわかれ　ても
11 3
そらのあおさにまけない　よおな
6 5
きれいなはな　をさかそお
6 5
はなびらのよ　おにあおお