方丈の記
泥の中の泡沫が 結んでは消えゆく
繰り返される世界が 廻っている
その風に煽られた 炎は扇のように
世界をいとたやすく 刹那に消していった
繁栄の跡
人は争い 醜く妬んだ
ぼくは逃げるよ
ただ二輌の荷物に すべてを託した
山奥に庵を立てて
竹の簀子を敷いて
南には日がくしを
このわずか方丈
争いの音が消えて 風の鎖 錆落ち
人々から忘れられ 止まる歴史
春は花薫り 夏は緑澄みわたる
秋は山彩り 冬は雪静かに
うけいれる土地
自然に任せて 縛られることなく
ぼくは生きるよ
ただ二輌の荷物に すべてを託して
方丈の庵に生きる
蕨を敷き床として
傍らには琴一張
このわずか方丈
自然と共に歩んで
ありのままに生きてた
ぼくは世界に溶けてった
このわずか方丈で
ひらがな
ほうじょうのしるし
どろのなかのうたかたが むすんではきえてゆく
くりかえされるせかいが まわっている
そのかぜにあおられた ほのおはおおぎのように
せかいをいとたやすく せつなにけしていった
はんえいのあと
ひとはあらそい みにくくねたんだ
ぼくはにげるよ
ただにりょうのにもつに すべてをたくした
やまおくにいおりをたてて
たけのすのこをしいて
みなみにはひがくしを
このわずかほうじょう
あらそいのおとがきえて かぜのくさり さびおち
ひとびとからわすれられ とまるれきし
はるははなかおり なつはみどりすみわたる
あきはやまいろどり ふゆはゆきしずかに
うけいれるとち
しぜんにまかせて しばられることなく
ぼくはいきるよ
ただにりょうのにもつに すべてをたくした
ほうじょうのいおりにいきる
わらびをしきとことして
かたわらにはことひとはり
このわずかほうじょう
しぜんとともにあゆんで
ありのままにいきてた
ぼくはせかいにとけてった
このわずかほうじょうで
00:00 / 06:10
YWV34. 方丈の記-Houjou-[Reszettin]
[lyrics]: 方丈の記 by 袖海
[url]:https://piapro.jp/t/8Kp1
Free tempo. Failed vocaloid mastering XD
使用ver.
泥の中の泡沫が 結んでは消えゆく
繰り返される世界が 廻っている
その風に煽られた 炎は扇のように
世界をいとたやすく 刹那に消していった
繁栄の跡
人は争い 醜く妬んだ
ぼくは逃げるよ
山奥に庵を立てて
竹の簀子を敷いて
南には日がくしを
このわずか方丈
争いの音が消えて 風の鎖 錆落ち
人々から忘れられ 止まる歴史
春は花薫り 夏は緑澄みわたる
秋は山彩り 冬は雪静かに
うけいれる土地
自然に任せて 縛られることなく
ぼくは生きるよ
方丈の庵に生きる
蕨を敷き床として
傍らには琴一張
自然と共に歩んで
ありのままに生きてた
ぼくは世界に溶けてった
このわずか方丈で
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