真夜中の藍の色が　とろりと溶け出したような枷
わたしという運命がまわる　紅い月が見ていた

選ぶということ　守るということ　君と出逢って知っていく　初めての感情
儘ならずとも　この痛みこそ　鮮やかな存在の証明

光に手を伸ばして　掴みたい未来へ　想いごと真っ直ぐに届けと願うよ
たとえ欠片でもいい　積み重ねていく　一つずつ　それをきっとキセキと呼ぶんだ

逆さまの文字盤へと　じわりと滲んでいくような悔（かい）
すべてをまだ運命と呼んで　無理に眠りにつくの？

満ちるということ　充たすということ　この歌声が宙（そら）を舞い　煌めくは残響
この一瞬も　どの一瞬も　二度と手にできはしない宝石（ジュエル）

永い時間の中で　それぞれの胸に刻まれた言葉はやがて歴史になる
誰かのためでもいい　自分のためでいい　限りある生（とき）はきっと輝いていい

出逢いの持つ意味を解いて　零れ落ちる涙　そのままでもいいよね
いつの日にか　抗えない別れの前に凜と立つため　今を精一杯生きる

光に手を伸ばして　掴みたい未来へ　想いごと真っ直ぐに届けと願うよ
誰かのためでもいい　自分のためでいい　限りある生（とき）をもっと輝かせよう

君とともに笑っていたいんだ
ずっと　ずっと　描いた夢を追いかけて