夜の海 静かに響く波音
月の明かり 白 降り注ぐヴェール
やわらかく広がる
もう お休みなさい 疲れた羽をたたんで
あなたの痛み今 癒すように
歌に祈りを乗せ届ける
水の月 触れられそうで触れられなく遠い
波打ち際 泡立つ球一つ
美しい真珠になり浮かぶ
声 どこまでも 深く響くように
私は水の淵 歌う 瞳閉じ果てしない空 高くへ
月の下 静かに更ける宵闇
揺れる水面 黒 たゆたうビロード
つややかに広がる
もう お休みなさい 疲れた羽をたたんで
あなたの嘆き今 癒すように
歌に想いを乗せ届ける
円い月 触れられそうで触れられなく遠い
波打ち際 せり出す岩一つ
美しい黒曜の輝き
声 いつまでも 深く響くように
私は水の淵 歌う 瞳閉じ果てしない空 高くへ
私の歌 ただ、たった一人の
為に紡がれる密かな歌
ただ、あなただけ 届いてくれなくて
私は水の中 月に 彼方へと手を伸ばす 悲しいセイレーン
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よるのうみ しずかにひびくなみおと
つきのあかり しろ ふりそそぐヴェール
やわらかくひろがる
もう おやすみなさい つかれたはねをたたんで
あなたのいたみいま いやすように
うたにいのりをのせとどける
みずのつき ふれられそうでふれられなくとおい
なみうちぎわ あわだつたまひとつ
うつくしいしんじゅになりうかぶ
こえ どこまでも ふかくひびくように
わたしはみずのふち うたう ひとみとじてはてしないそら たかくへ
つきのもと しずかにふけるよいやみ
ゆれるみなも くろ たゆたうビロード
つややかにひろがる
もう おやすみなさい つかれたはねをたたんで
あなたのなげきいま いやすように
うたにおもいをのせとどける
まるいつき ふれられそうでふれられなくとおい
なみうちぎわ せりだすいわひとつ
うつくしいこくようのかがやき
こえ いつまでも ふかくひびくように
わたしはみずのふち うたう ひとみとじはてしないそら たかくへ
わたしのうた ただ、たったひとりの
ためにつむがれるひそかなうた
ただ、あなただけ とどいてくれなくて
わたしはみずのなか つきに かなたへとてをのばす かなしいセイレーン
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ご意見・ご感想
果無
ご意見・ご感想
■ cotohaさま ■
ご感想有難うございます。
他の応募者様のところも拝見したのですが、
とても的確なアドバイスをしていらっしゃったので
楽しみにお待ち致しておりました。
>一番と二番の同部分なのですが、「傷を」の「を」は二番に合わせて省いたほうが
>綺麗に揃うのではないかと思いました。
やはり、そこですか。
自分もかなり迷っておりました。
候補の中にはあったのですが、最近書いた歌詞で使っていたという理由で省きました。
その歌詞とは別物なのですから、排除する必要は無かったのですね。
1番にあった『傷を』→『痛み』
2番にあった『痛み』→『嘆き』
このように変更致しました。
文字数と音の響きで決定しております。
>この表現が二番のサビにもあります。「どこまでも」の表現を二番のみ「いつまでも」にすると、
>空間的な広がりも同時に表せるのではと思ったりです。
当初、両方ともが『いつまでも』でした。
それを『どこまでも』としたのですが……なるほど。
片方ずつに使い分けてみます。
>できればもう少し間接的にしていただけたらと思ったのですが、いい案が浮かびませんでした。
主張が強く出すぎていたようです。
『愛の言葉』→『密かな歌』
このように変更致しました。
今回変更したことで、勉強させて頂きました。
もし何かご意見などございましたら是非お聞かせ下さいませ。
2008/11/01 00:43:06