A
青々と染まる
平凡な今日のこと
雨がポツリと堕ちて来た
それが終わりの始まり

B
少しずつ増えてく
雨と共に募る
胸の奥の不安感
「大丈夫だよね」
隣には貴方

S
恵みの雨は増える
嘲笑うかのように
不安の雨になっていく
どうか、どうか

A
ざあざあと落ちる
憂鬱な今日のこと
雨は降り止まないままで
それは「さよなら」の合図

B
川は泥水となり
もう時間が無いわ
胸の奥の絶望は
「此処は終わるの?」
隣には貴方

c
村の偉い人は言った
「神はお怒りだ!」
不安は当たった
怒りを静めるには
「“生贄”を捧げよう」

S
村の皆は震えた
白羽の矢は放たれた
家の屋根に何か音
そんな、そんな

C
村の偉い人は言った
「神に奉仕せよ!」
私を見ながら
皆を救うためには
「生贄となるんだ」

S
私は称えられた
貴方は泣いていた
濁流に呑まれる
逃げて、逃げて

S
苦しいわ助けて
貴方は無事に逃げてね
来世でも一緒に
「またね、またね」


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

涙雨~ナミダアメ~

昔々のとある村。
大洪水になり生贄に捧げられた少女のお話。

「またね、好きよ」

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投稿日:2012/09/06 18:12:10

文字数:432文字

カテゴリ:歌詞

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