死のうと思った　でも死ねなかった
だって　あなたがいたから
呪えたら　呪ってくれたら　良かったのかな

あなたに出会って　このモノクロの世界に色が差した
それは眩しいほどに　鮮やかで　思わず目を瞑った
でも痛くて　痛くて　仕方がなかった
こっちに来ないで　つらいから
私に手を差し伸べないで
私を救わないで

ものが増えていけばいくほど
思い出もいつかは散ってしまう　
そう考えれば考えるほど
私の心は重くなるばかりなんだから

もう会うことはないと　思っていた
久しぶりに会ったあなたの姿は　白々しい程に美しかった
その羽をもぎ取ったら　永遠になれるかな？

でも　お別れも早かった
きっとバチが当たったのだろう
あなたが　目の前から消えた　消えてしまった
　
残ったものは　突き刺さるような痛み　
でもね
この痛みは誰にもあげない　誰にも渡さない
あなたが遺してくれたこの痛みが　私の宝物
やっとわかった
幸せってこういうことなんだって
だからね　私も行くの
永遠にするために