A
こぼれ落ちてく言の葉ひとつ
すくいきれないやさしさたち

募る想いを数えていけば
いつか欠片も元に戻るの？

　B
真夜中の爪痕を消さないで
とめどなく溢れだす残響

　サビ
砂上の楼閣
見下ろす光

星粒撒いては
煌めき埋もれ

あてなく求めた
真実の糸

途切れたままなら
攫われてもいい

　C
温もりに溺れる砂漠
頬うずめ

瞬きのたび生まれ
散っていく月光の
乱反射

　ラスサビ前サビ
紡いだ記憶は
あえかに眠る

見守る真白い
月たち

　サビ
砂上の楼閣
歌えば消える

ほどけた微笑み
手繰り寄せては

彷徨うばかりの
砂粒の夢

ほのかに光るは
砂の星たち


————ひらがな——
　A
こぼれおちてくことのはひとつ
すくいきれないやさしさたち

つのるおもいおをかぞえていけば
いつかかけらももとにもどるの

　B
まよなかのつめあとおけさないで
とめどなくあふれだすざんきょお

　サビ
さじょおのろおかく
みおろすひかり

ほしつぶまいてわ
きらめきうもれ

あてなくもとめた
しんじつのいと

とぎれたままなら
さらわれてもいい

　C
ぬくもりにおぼれるさばく
ほほうずめ

まばたきのたびうまれ
ちっていくげっこおの
らんはんしゃ

　ラスサビ前サビ
つむいだきおくわ
あえかにねむる

みまもるましろい
つきたち

　サビ
さじょおのろおかく
うたえばきえる

ほどけたほほえみ
たぐりよせては

さまようばかりの
すなつぶのゆめ

ほのかにひかるは
すなのほしたち