404号室にて
404号室にて
永遠の生命を
探している
悠久の水流を
枯渇している
貴方に奇跡が
降ればいいと
心から
誰かの神に祈った
砂地に描いた
幼稚な未来さえ――
滑らかな桐の柩に
眠る顔は子供のよう
昼過ぎの鐘の音が
聴こえないよう
部屋に鍵をかけて―――
私の体は
ここで果てて
気が遠くなるような
月日に晒されるのでしょう
鎖骨に残した
赤い瑕よ
私が誰だったのか
遠い日に示してください
過剰に装飾された
記憶に
耐え切れぬ夜は
物言わず飴も鞭も預け
私の心は
終に朽ちず
泣き出しそうな表情のまま
壁際にこびりつき震える
コメント0
関連動画1
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想