ひらり 舞い降りた季節に
「貴女は何処?」と問い掛ける
窓の桜 独り 見上げながら
ふわり 浮かべたあの笑顔を
もっと 見たくて触れたくて
伸ばした右手で 虚空を抱き締めた
風に掠め取られた涙 目に焼き付けて
貴女を抱きたい 今この瞬間
何も願いはしないから
砕けるまで見届けて
頬を撫でる髪に
惹かれて君を追い駆けた
きっと あの瞬間恋をした
“告げることは もう出来ないけど”
後悔だけを遺したまま
過ぎ去る時間を目で追う
加速する想いを叫んでも
声は 届かない
もっと 貴女を抱きたい 今この手で
何も求めはしないから
砕けるまで傍にいて
涙を流す身体が亡くなっても
君への想いだけはどうか消えないで
消えたくない
最期に君を抱きたい せめて今だけは
他に何も要らないから
君だけ 僕を覚えていて
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想