ある日地球ができて20億年たちました
すると一通の手紙が届きました
『僕がこの地球(ホシ)を見続けてもう20億年が経ちました
今やもう僕がいらないほどに大きくなっていきました
争いは消えないけど平和もまだ残ってる
そんなここが僕は好きでした
水ができて草が生えていろんな動物が生まれて
嬉しかった僕にもできることがあると
君たち人が生まれた時も一人ひとり祝福していきました
あの時はとても楽しかったのです
でも人は僕よりも強欲で自分の為に争いだした
僕がもっとしっかりしてればと申し訳ないです
でも一番申し訳ないと思うのはこれじゃあなくて
自分への祈りが叶えられないこと
僕はもうとてもちっぽけで君たちの願いは大きすぎて
それはもう僕が抱えられないほど大きくなりました
今の僕の力では君たちの願いはかなえられない
本当にごめんなさい
もうそろそろ僕は力をなくしてしまうだろう
だからせめて最後に君たちを笑顔にしたい』
空から舞い落ちる雪、並木道咲く冬桜
子どもは笑い 学生も笑い 大人たちは幸せそうに泣く
そうこれは僕らの神様からの手紙
ある日地球ができてから25億年たちました
それでも僕たちは貴方のお陰で笑えています
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