彼女は歌が好きでした 歌うことが好きでした
僕は歌が嫌いでした 歌わされることが嫌いでした

神様はいつも意地悪なんですね

”シニタイ”

と彼女はつぶやく 
否 そう言いたげな顔をする
ある日彼女は 声が出なくなった

彼女の変わりに僕が歌うよ でも僕のコエは響かない
貴方の変わりに僕が黙るよ でも彼女の声は戻らない
どうして?どうして?
君の声が好きだったのに
どうして?どうして?
なのにどうして僕は歌い続ける?


彼女の声が好きでした 聴いていることが好きでした
静かな世界は嫌いでした 無音の世界は嫌いなのです

誰に祈ればいいのでしょう?

”歌いたい”

と彼女は叫ぶ
否、ただ涙を流している
ある日彼女はいなくなった

どこに消えてしまったのだろう そう君は消えてしまった
僕の知らない世界へ旅たつ そう彼女は堕ちていった
ドウシテ?ドウシテ?
僕は歌い続けるよ
声 コエ コエ 声
君は呼吸をすることさえ忘れてしまったの?

ねえ歌ってよ
君の声を聴かせてよ
僕のコエは響かないんだ

ねえなんで黙っているの
なんで目を閉じているの
君の声を

”響かせて”


彼女の変わりに僕が歌うよ でも僕のコエは響かない
貴方の変わりに僕が黙るよ でも彼女の声は戻らない
どうして?どうして?
君の声が聴こえなくなった
どうして?どうして?
君の心臓の音が聴こえなくなった


彼女は歌が好きでした 歌うことが好きでした
僕は君の声が好きでした 君のことを
”愛してました”

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

コエ

声のでなくなった少女とレンの物語をあらわした歌詞。
好きに使ってやってくださいな*´ω`*

閲覧数:157

投稿日:2008/06/25 22:00:41

文字数:645文字

カテゴリ:歌詞

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