お願いですから
どうか、どうか
私を忘れないでください
ふと、頭の片隅に
ほんの少しでも
たった一秒だけでも
構いません

どうしても誰かの、
一人でもいい。
記憶の中にありたいのです
私がここにいた証が欲しいのです

ただそれがあなたなら
あなただったなら
どんなに嬉しいでしょうか
私を思って泣いてくれるならば
私を思って笑ってくれるならば
私は何も思い残す事など
ないのです

最後にもう一つだけお願いです
あなたと本当の意味で
わかれなければいけなくなった時
私の手を握っていてください
あなたの存在を感じさせて
欲しいのです

長くなってしまいましたが
生涯、私はあなたを
忘れることは決してないでしょう