誰も目覚めず 僕だけがひとり
寝ても覚めても 眠れもしない夜(や)
夜毎毎夜(よごとまいよ)に 迷子の旋律
月と踊れど 幕間さえない

触れられずに すり抜けた
繋がらない ねじれた回路
伝わらない ひとしずく
心臓から 言葉を放つ

夜を鳴らせ ノイズの中で
月明かりさえ差さずに
夜を歌え 灯すアカリを
途切れた アイを囀る
夜を喰らえ 澄んだ弱さを
逆らう命の熱を
夜を揺らせ 震度5程度
星屑を落とす哀歌


されど静寂 人影も見えず
下がる温度に ただ安堵してる

違う国に 来たみたい
呼吸さえも 間違うような
証明して パスポート
かじかんでも 夜明けを叫ぶ

夜を覚ませ 冴えた瞳で
光を背にして暴く
夜を壊せ 時を止めずに
弾丸 空に放って
夜を起こせ 瞼こじ開け
虹彩を焦がしつくせ
夜を鳴らせ セカイに響け
孤独にエンドロールを

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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夜を鳴らせ

夜、孤独、街の三題噺

閲覧数:96

投稿日:2023/08/19 09:34:56

文字数:375文字

カテゴリ:歌詞

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