五十年歌い続けて手にしたものを全て
いつの日か無くしたとしてもその都度に拾うつもり

幾度も地に伏せられ落ちて尚抗い続けてた
何れだけ遠い路（みち）でも歌声は響いてゆけるはず

今飛び立つ背中の翼は
歌を愛する不屈の魂
不死となりし我が名は火の鳥
永久（とわ）に羽ばたけ熱き歌声よ

五十音歌い続けて眠れぬ夜もあれど
いつかまた行けると信じた
陽の当たるその場所まで

煌めく羽根は全て散らされて向かい風の中に
時代が背を向けてもこの目には朝日しか見えない

さあ広がる御空に歌うは
幾年秘めた燃えゆく魂
不死となりし我が名は火の鳥
永久に羽ばたけ熱き歌声よ

ある日突然幕下ろした一つの小さな物語
何度折れても陽は昇る
明日のために陽は昇る

今飛び立つ背中の翼は
歌を愛する不屈の心よ
不死となりし我が名は火の鳥
永久に羽ばたけ熱き歌声よ