君を見たのは 少し暑い春の午後
命の火が燈り そして消える場所
儚く燃ゆる灯りが此処にも
その火は今にも消えそうで
それでも確かに 其処に在り
確かに其処で 燃えている
切ない声 誰かに届けと祈りをこめて
震える体 花が散り若葉たたえた木の下で
空色の瞳 同じ色を高く見上げる
待つことしか出来ない 小さな命
懸命に 諦めること無く
差し伸べられる 掌を待ち続けて
独りでは 生きてゆけない か弱い灯火
望まれなかった その命
寂しさの中 悲しみの中
僕に出来るのは 祈ることだけ
「あの仔に幸あれ」
運命の奴隷 選ぶ道は無い
ただ流されるままにその命を燃やす
彼女の心には 絶望? 希望?
何を思うのか 解らないけど
それでも確かに 其処に在り
確かに其処で 生きている
求め合い 助け合い 確かめ合い
小さき命に宿る火を
絶やさぬよう 燃え尽きぬよう
繋ぎ 歩む 心は何処?
懸命に 絶え間無く
安らげる温もりを求め続けて
独りでは 生きてゆけない 僕等だから
広い世界に ただ独り
不安の中 苦しみの中
僕に出来るのは 祈ることだけ?
「あの仔に救いの手を」
闇の中 絶望に埋もれ 泣き声を上げていたのは 僕でした
その瞳 一体何を映してきたの?
差し伸べられる 掌を待ち続けて
独りでは 生きてゆけない か弱い灯火
寂しさの中 悲しみの中
僕に出来るのは 祈ることだけ
「あの仔に幸あれ」
安らげる温もりを求め続けて
独りでは生きてゆけない僕等だから
不安の中 苦しみの中
僕に出来るのは 祈ることだけ?
「あの仔に救いの手を」
独りでは生きてゆけない 僕達は
絶望の中 希望の光
求め 彷徨い そして見つけた
僕に出来るのは 手を差し伸べること
「この仔と共に歩んでいこう」
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