イントロ
せかいのはんぶん返して


1A
何の変哲もない日々
どんより雲の下で
『当たり前』を享受して
がむしゃらに走ってた

急にぷつんと切れる糸
突如裂かれたせかい
『右ノ半分ドウシタノ？』
無言の闇に問う


1B
失われたいつもの空気
体温さえ時間と共に凍りつく


1S
ねぇ どうしてこんなひどい目に
私悪いことなんかしていない
ずっと秘めていた夢の舞台
諦めなくちゃいけないの？　Ah

もがいても雲は晴れない
耳をすましても鼓動聞こえないよ
すがる足音に請う『助けて』のこだま



2A
むかしむかしのそのむかし
悪の親玉言った
仲間になればせかいの
はんぶんをお前にやる

もしも私がそこに居たら
はんぶんの意味聞いた
身体に憑いた錠前に
合う鍵のほうがいい


2B
自問自答で不可能悟る
それなら違う道標 掬ってみせる


2S
もう私は一人じゃ泣かない
転んでも倒れても何度でも
暗いすりガラス 水をかけて
感じるままに歌いだす　Ah

モノラルの音を重ねて
モノクロの風景にも色を見い出せ
届け 私からの声（エール）を
受け取って


LS
私の命ひとつだけ
だけど曲は何度でも歌える
救える気持ち 待ってる夢
勇気を足して背中押す　Ah

せかいのはんぶん私の
始めから奪われてなんかいなかった
自分が隠した場所を 思い出せ