扉の前に立つは、

モザイクじかけのウサギ

私に呼び掛ける

「貴方の進む道はこちら」

と誘われる侭に扉を開ける

そこは夢見たような世界ではなく

ウサギと同じ、

モザイクだらけの世界

「ここはどこ?」

振り返っても

そこにはもう扉はなくて

泣きそうで

とにかく走った、走った

回りはモザイクだらけ

人はいない

何があるのかもわからない


ここはどこ?
これはなに?
誰もいない世界で
一人きりただ走る
訳がわからないまま

ここはどこ?
これはなに?
誰もいない世界で
一人きりただ走る
訳がわからないまま

ここはどこ?
これはなに?
誰もいない世界で
一人きりただ走る
訳がわからないまま


何処かへ消えてしまった

私の色のある世界

今ではもう懐かしく

遠くなった記憶

手を伸ばしてみても

何も掴めず、届かず

景色だって変わらない

「おい、まだ答えが見つからないのか」

「貴方は誰?」

「助けて助けて助けて助けて」

「聞こえているの?」

「罪を償え」

「罪とはなあに?」

「わからぬのなら、走れ」

「わかったわ、走って償うわ」

覚えの無い罪を償う為

走って、走り、走る、走る

そして罪に気付いた時には

もう手遅れなんだわ

ねえ、父さん。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ピロレット

閲覧数:33

投稿日:2010/10/16 18:40:46

文字数:554文字

カテゴリ:歌詞

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