A)出逢いからもう 百年が経って 君は既に空の上だ
此処から離れられない私には
最期の姿 見送る事さえ 叶うことはなかったただ
惜しむ心ばかりが溢れてくる

B)この葉を風に乗せ 手を振ってみるけど 振り返す人はいない
木漏れ日が 寂しげに 揺らめく

S)私に寄り添い寝ていた 君との幸せな日々は
二度と戻ってはこないから 独りで泣いているのです

A)胸に宿した 記憶の結晶 一つ二つと思い出し
束の間の暖かさを感じてる
目を開いたら 一瞬で消える 不確かな君の欠片を
それでも求めずにはいられないの

B)気がつけばもう春 寒さを乗り越えて 蕾は花を咲かす
悲しげな 素振りなど 見せずに

S)人の世移り変わり行(ゆ)く 私を置き去りに逝(ゆ)く
ヒトには見えないこの姿 唄おう弔いの歌を

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桜の鎮魂歌

歌詞募集作品に応募させていただく作品です。

閲覧数:86

投稿日:2018/08/06 09:32:58

文字数:348文字

カテゴリ:歌詞

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