赦されるための拙い嘘など
すぐ灰になるのにね
どうして君は気づけなかったの?
君に告げなかった言葉で苦しむのなら
それが僕の過ごした暗闇の記憶なんだ
最後に残るのは虚ろだと
僕は最初からわかってたよ
鞄と一緒のコンビニ袋
一人今日も家路を辿る
見上げた空に佇む夜は
ただただ蒼く広がっていたんだ
時間が本当に心を癒せるのなら
すぐ忘られればいいのに
どうして僕は立ち止まったまま?
君が残した傷跡はふとした時にぶり返す
それは僕の犯した過ちの記憶なんだ
最後に切るカードはいつも
僕は最初から持っていたよ
イヤホン着けて本持って
一人今日も電車に揺られ
見やった外に映る景色は
いつもと変わらず流れていったんだ
この呪縛からは
いったい何時解き放たれるのだろう
愛した記憶離れた痛み
独り今日も仕事に溺れ
それでいいんだと零れた言葉は
ただただ細く消えていったんだ
きっと外の空に佇む夜は
ただただ蒼く広がっているんだろうな……
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