崩壊そして 再々々上映 沈黙 後に再々々再生
灯火吹けば何も見えないが 最期の一間 君は何を見た

── 序章

幾度の夜明け 爛漫 否冥々 その灯は刻に白日を見せる
回帰に惑う 此の現象は何だ 或いはそれは無に帰せるか

産声を思わす 獣の哮り
夜明け前 羊は迷々旅へ行く 
嗚呼 ひとひらの光を 君が呑む

朝陽昇る刻の中 旅を祈り其の手を
掴むように重ねようが 光は零れる
剥いで抱いて寓話 着せて似せて絆して
詩に生らぬ其れ「 es 」は 手を掠め舞い逃げる

嗚呼 産まれ逝ける垣間 君は
呑んだ光 放ち微笑む


崩壊そして 再々々上映 沈黙 後に再々々再生
灯火焚いて耽々誕生に 希望を見立て 肝胆膨らます

── 抒情

零へと移る 蓋然性を排除 零から馳せた黎明 その影
詩人の一葉 何を捉まえた 望みは何だ 群衆へと問う

夜警さえ震わす 獣の集り
彼は誰に羊は銘々 灯を点す
嗚呼 ひとひらの光を 見せしめて

罪と罰を紐解いて その糸で紡ぐ詩
全て見えぬ夜の訪れ 逸る街を背に
接いで継いで寓話 土塊を懐へ
街に 人に巣食う 先駆者に弔いを

さあ 舞台裏を暴く狂気 捲る刹那 詩は途切れ
嗚呼 産まれ逝ける垣間 君は
呑んだ光 服し微笑む


その光は何を照らす


朝陽昇る刻の中 旅を祈り其の手を
掴むように重ねようが 光はまたしも
剥いで抱いて寓話 着せて似せて絆して
詩に生らぬ其れ「 es 」は 手を掠め舞い逃げる

嗚呼 産まれ逝ける垣間 君は
呑んだ光 放ち そして
さあ 舞台裏へ詩を紡げ 呑んだ光 服すままに

旅の果てを知りながら 未だ紡ぐ痴れ者
何を問うて 何を語る 流浪の荒野に
問わず語り往く 神を模した愚行を
詩は赦し給う 君は其れを信じて

嗚呼 詩も終わる 眠る前の走馬灯は 取り留めなく
さあ 滴り往く光の端を
掴め

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

回帰見聞録

自分でも混乱してきたので、挙げて校正してみます。


・とある詩人の話。旅人であり、あるいは隠遁者であり、あるいは哲学者、啓蒙者、信仰者……。
 永劫回帰(生まれ変わりの一種)の中で生を問う者の話。生を問う者を、人々は何と呼ぶのか。

其れ=es =?の言葉を探し中……

 君(彼)は、いわゆるツァラトゥストラ(F・ニーチェの著内)をモデルにしたのですが、まだごちゃごちゃしていて、なんとも言えません。

閲覧数:122

投稿日:2018/02/20 20:09:56

文字数:788文字

カテゴリ:歌詞

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