青色には ちょっとせつない
街はいつもよりずっと さりげなく
わたしの後 跳ねる水音が
今日はやけに 耳に届く気がする
予報では くもりだったはずで
メランコリーにも 慣れたつもり
あてのない休日の はじめての雨が
さよなら きみ思い出して
やりきれなくて どうしようもなく落ち込む
だから きみをキライになって
これでよかったと言いたいのに
水たまりに さえぎられて
一歩よければ あれ、拙いバランス
冷たい柄を 両手に持って
握りなおしてる
透明には ちょっとくすんだ
傘じゃ ふたりにはきっとちいさくて
雨上がりを 話す未来から
いつのまにか はみ出してしまってた
失くして やっと気づくとか
バカみたいだと思ってた
ありふれた後悔と はじめてのキスと
さよなら また思い出して
滲むことばと苦い想い のみほす
だけど きみをスキだったこと
わたしなりに どうか昇華して
モノクロームに 止めた過去に
迷い込んでも 奇跡なんかおきない
わたしがいる 物語なら
ここにはじまるの
さよなら きみ思い出して
やりきれなくて どうしようもなく落ち込む
だから きみをキライになって
これでよかったと言いたいのに
雨の匂い 紛れ込んだ
いつかとおなじ香りがふと 掠めた
まだいいかな もうちょっとだけ
雨を歩いてく
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