【 Pierrot 】


A:早馬駆けぬけ 街中起す 石畳の悲鳴が 
 足跡のように響く追いかける 
 二人の位置 暴く

B:街と自由を分かつ壁
 高らかに 叫ぼう Au revoir(オ・ルヴォワール)

S:君は富(とみ)の逃亡者 僕は祝福の追放者
 手を取り合って行こう
 背徳のMiel(ミエル)を啜ろう

 止めるなら 偶然を呪え  



A:交わる筈など 無い縁 赤を 小指に結びつけて 
 愛を語る国へと 急ごうか
 後悔は後でいいさ

B:君と僕を分かつ壁に
 Bonjour 破る罪は あぁ 甘露

S:君は富の逃亡者 僕は祝福の追放者
 なにも知らぬ手を取って
 幻想を見せる Pierrot(ピエロット)

 止まらない 必然を祝え



A:肌を裂いている 草木を倒し 血の匂いが滲む
 息を整える 必要ないよ
 泣くなら今のうちさ

B:生と死を支配する Couteau(クトー)
 突き立てるのは 白い御胸(みむね)

S:君は生の追放者 僕は生からの追放者
 空を迷う手を取って
 愛を語ってあげる Le amie(ラ・アミー)

 君は富の逃亡者 僕は祝福の追放者
 なにも知らぬ手を取って
 幻想を見せる Pierrot


 鐘が君を送る 鐘が僕を堕としていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【 Pierrot(仮称 】※歌詞応募

■ 歌詞投稿作品 ■

http://piapro.jp/content/it7aa0fn60wdkhcp

こちらのondakeitoさんの曲に歌詞を書かせて頂きました。


■ ボーカル ■

鏡音リン・レン


■ 物語 ■

良家子女と下層階級の少年~青年の
小さな逃避行。

無垢ゆえの狂気と、
計画性を秘めた異常な愛情劇。

街からでれば、
階級から抜け出せると思ったけど、
結局は逃げ切れないと悟ってしまう。

でも、彼女のために夢を見続けるために、
逃避行という幻想を見せ続ける。

幻想はいつか終わる。
終わるなら終わらない方法が一つある。

それは
「今のまま終わること」。

逃げている自分達のまま終わればいい。

夢から覚めてしまっている少年~青年は、
彼女の傍らに佇み、葬列にも並べず堕ちていく……。



■ 補足 ■
フランス文学のロマン主義風を狙ってます。

残酷性と異国性しかロマン主義に衒ってませんが;;;

・Au revoir→(長期間の)さようなら
・Miel→蜂蜜
・Bonjour→こんにちは
・Pierrot→道化師
・Couteau→ナイフ
・Le amie→恋人 ※直訳は特別な友人ですが、定冠詞をつけると意訳で恋人。



タイトルは仮称です。
・【 富の逃亡者、祝福の追放者 】
・【 逃避ゴッコ 】
・【 幻想Pierrot 】

いろいろ考えて……とりあえずの仮称です。


※追記
 パートの振り分け忘れてました;
 AとBは特に希望はありません。
 サビはできればレンメイン、リンコーラスです。

閲覧数:344

投稿日:2009/06/04 08:18:42

文字数:553文字

カテゴリ:歌詞

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  • cocotuki

    cocotuki

    ご意見・ご感想

    はじめまして!

    コメントありがとうございます♪
    おお、コンシーラーになってますか? なってますか?
    自然に馴染んでいるようで、嬉しいです。

    フランス文学を地で言ってるなんて……なんて嬉しいお言葉!
    なかなか核心を捉えることが難しく、
    フランス文学は研究中ですが、
    そう言っていただけただけでも、努力が報われました。

    また、歌詞も細かく読んでいただけて嬉しいです。

    どこか抽象めいてでもそれが作品の心臓、
    そんな作りに拘りました。
    少しでも目に付く歌詞になったこと嬉しく思います。

    結果発表、楽しみにしております。

    細やかなご感想、ありがとうございました!!!

    2009/06/06 21:02:56

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