Panic
何もかも投げ出して
おんぼろバスに乗ろう
握りしめた時刻表は
確か二十年前のもの
ああ 山は滑り
ああ 波に濯われ
何もかも見捨てて
おんぼろバスに乗ろう
おばあちゃんの形見の写真は
確か僕が赤ん坊の頃
ああ 道は裂け
ああ 河は溢れ
そぉーれ!
時刻表のページ一枚
折り紙飛行機にして
君ん家めがけて飛ばそう
溝に落ちてもがき苦しむ
僕の歌舞伎のような顔が
君には新鮮に見えて
拍手の一つもくれるだろう
ほらほらホラ吹いた
君の面影は桜と散った
僕の卒業写真は
右上の特等席だろう
ああ 時は逆流し
ああ 田は干上がり
ほんの少し勇気出せば
空も飛べたはずなのに
おんぼろバスの中の僕は
虚ろな目で空を眺める
ああ 雲は渦巻き
ああ 風は突き刺し
おーい!
風に舞う葉の一枚
ここは何処か教えてくれ
おんぼろバスの運転手は
ハンドル握って眠ったまま
良しも悪しも道は続き
呼べど叫べど降りられず
そぉーれ!
時刻表のページ一枚
折り紙飛行機にして
君ん家めがけて飛ばそう
溝に落ちてもがき苦しむ
僕の歌舞伎のような顔が
君には新鮮に見えて
拍手の一つもくれるだろう
00:00 / 04:51
Panic
約半年ぶりですが、KAITO新譜アルバムの2曲目です。
実働3日!! まあだいたいここ半年くらい、ずーっと頭の中で温めていた曲なので、実際の作業はきわめて順調でした。
例によって歌詞は、15年ほど前に書いた自作詩が元になってます。
ところが……!!
歌詞が時節柄、不謹慎ですよね><
当時、恐らく特定の災害を描写したわけではないと記憶してますが、どこかに阪神大震災のショックがあったのかも知れません。決しておちゃらけたりとか、そんなけしからん動機で書いたつもりじゃないんですが……。
そして明らかにキー選び失敗です。Aメロからサビに転ずるのに、キーダウンせにゃいかんなんて、失敗もイイトコですよ。だけど、サビのメロディが明らかに兄ちゃんには高すぎたので、やむなく1オクターヴ落としてこんな形に……><;
まあいろいろと問題作になっちゃいましたが、構想半年の力作ですので、よしなにヽ(´ー`)ノ
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想