転がりだしたら転がるままに
あれよあれよと尾ヒレがついて
荒れる波へと呑まれるままに
気が付いたら、アレ?こんなとこに居た
『ちょっと待って』は海の藻屑に
『誤解だよ』なんて風に飲み込まれ
『無理』って言っても炎は燃えて
こっちがマジで燃え尽きますから
つまりは無力で憐れなモノの
『生』への執着 それの成れの果て
誰だってただ虫けらみたいに
死にたくないよな
それはわかります
だからってさ
なんでそれが僕なんだって
よりによって僕なんだって
ちょっと他の人より確かに
違ってるかもしんないけどさ
僕も普通の人間だって
そこら辺にも居るんだって
運命だとか前世がどうとか
知らないまんまでいいんだってば ねぇ!
流れる雲をながめながら
ふとこんな事を考える
例えば他にこんな世界の
こんな環境に生まれ落ちた
僕でない人が居るとしたなら
その人は何を思うのだろうか
──ごめんね、僕は普通のヒトで
いやだからちょっと待てってばもう
あんたらは良いよ鍛えてるからさ
努力と気合いと根性だけじゃ
こんなんどうにかなるもんじゃねぇ
命大事に一番大事に
命あってのものだねでしょう
死にたくないから頑張るけどさ
どうかお願いカミサマ聞いて
もしもこのまま無残に死んだら
どんなに憐れでも、いいから
どんなに無力でも、いいから
僕を『あっち側のヒト』にしてください ねぇ
立っているのは僕とアチラさん
回復アイテムついにラスト1
頼る仲間は絶賛気絶中
くそったれ誰も死なせるもんか
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