病的な集中で聞こえた笑顔
全力で思考を閉じた輪
劣化してすり切れるまで
部屋を占めて欲しい
天井(リミット)に届く手を
霧散させる強制拡張
揺れている時、
目だけはやけにだらけていて、
それでいて焦点はひとつ
薄れている、痛みでも戻らない
淀んでいる霧のような意識は
ただどこへも向かえずに息を苦しくさせた、
煩うと取り戻せない、
帰れないからできるだけ入れたくなかった、
そして成功していたはずの病的な集中の果ては遠回りの後像を結んだ、
それは今までよりも強固な確信に満ちていて、
逃れさせないようにじわりじわりと蝕んだ、逃れられなかった。
あまりにも質量があったんだ、
君はまだ知らないのに僕だけ、
僕だけは胸を痛めた、
気付かずに傷付けるさけられない痛みは僕が患いたいと。
痛いのは想うからじゃなくて不可能だと伝わる内側からの衝動だ、
つながっていないから名前を呼んで、名前をつけて、名前を付けて、
君だけの僕の
君だけの僕の名、つけるように
その髪が揺れているの、みている
君が君だけの僕の名を呼ぶよう
僕は僕だけの君の名を呼ぶよ
君もこっちにおいでよ
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