「ありがとう、ありがとう。」 そして来世へ
貴方の紡ぐ唄は 遠く彼方へ

視界を掠める 彩の花
空気は水になり 私の心を満たす
足元を金魚が擦り抜けていく
「お乗りなさい。」と

静かに、静かに 景色は変わる
花は記憶を映し出し
私の奥へ吸い込まれる
山紫水明の世界が 切なくて

「ありがとう、ありがとう。」 そして来世へ
貴方の紡ぐ唄は 遠く彼方へ
「弱くとも、弱くとも。」 金魚は進む
過去の想い出達は、私の涙に


天の反射と 七色の雨
廃墟を包み込み 幻想を奏でる
跨る金魚が私に告げる
「委ねなさい。」と

静かに、静かに 懺悔を呟く
花は時間を生み出し
私の身体へ刻み込む
明鏡止水の世界が 愛おしくて

「さよなら、さよなら。」 そして来世へ
貴方の紡ぐ唄を 遠く彼方へ
「悔しくとも、悔しくとも。」 金魚は進む
過去の想い出達が、私の涙に


世界は変わる 鼓動の闇へ
金魚は謂う 「これまでも、これからも。」
入口に立つ 射し込む灯りは 温かくて
私は言う 「今までも、いつまでも。」
歩み出す 踏み込む足跡は 力強く

 貴方に 逢えて 良かった。

「ありがとう、ありがとう。」 そして来世へ
貴方の紡ぐ唄は 遠く彼方へ
「弱くとも、弱くとも。」 金魚は霞む
過去の想い出達は、私の笑顔に

「さよなら、さよなら。」 そして来世へ
貴方の紡ぐ唄を 遠く彼方へ
「悔しくとも、悔しくとも。」 金魚は笑む
過去の想い出達が、私の笑顔へ


 「 また、愛しましょう。 」


金魚は静かに 泳いで逝った

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

さよならを胸に、ありがとう。

だいぶ前から作ってそのままにしていた歌詞です。
歌詞といっても、メロディーは考えてません。
転生する少女を金魚君が手助けしてくれるお話しです。
歌詞タイトルは全然考えてなかったから、仮でつけます。
でも結構お気に入りです。
一応初音さんにしたけれど、僕個人は誰でもおkですね。

閲覧数:172

投稿日:2014/02/22 01:20:22

文字数:661文字

カテゴリ:歌詞

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