永遠に続く輝きが　心の闇を照らした
そっと舞い散る一片の　花がこれからの道を示す

別れの刻　近づいていた
最後に手を握り締めて
また会おうと　言葉交わした
お互いが　もう二度と会うことはないと
気づいてながら　

目の前から抗うことを　許すことない残酷な運命
淡い花びら　慰めているよう
二人をただ包み込んだ

咲き乱れる木の下で　うついたままの笑顔
涙こらえながらだけど　最後の言葉を伝えられた
背を向けて歩き始め　霞の中　溶けていく
風になびく後ろ髪　消えるまでずっと見送っていた

時は流れ　誘われるよう
この木の下にやってきた
あの刻から変わることなく
誇らしく咲く花　揺らぐ心を見透かされていた

残された人を想いながら
自分だけがと　悔やみ苛んで
だけどこれ以上　歩み止めていると
花の色が悲しげで

遥か遠くの桜に　届くことないとしても
自分の出来ることだから　空に向けて歌い続けよう
幾千もの花びらが　水面を揺らし波打つ
新たな息吹を与え　全ての過去が生まれ変わるようにと

間奏
桜吹雪　切なくて　遠い匂いに恋した
甘い匂いに満たされ　
やがて私を優しく包む

もしもあなたといれたら　二人の調べ奏でて
叶わぬこの想いだけど　少しだけでも　夢を見させて　
桜吹雪　切なくて　遠くの記憶重ねて　
限られた時間の中でも　あなたと歌うこと愛しくて
桜吹雪　儚くて　わずかな時間　終わりゆく
身体を包む桜が　迷うことないようにと　ささやいた