12歳のあなたへ

20歳になった私です。

今頃 中学入試を受け終えたばかりかしらね?
お母さんに毎日怒られながら
数少ない娯楽も次々取り上げられながら
よく耐えて頑張りましたね。
お疲れ様。

これから私が言うことを 落ち着いて聞いてください。

あなたは受けた中学全てに受かり
私立中学に行くことになるのですが

地元の どこかモヤモヤした関係から
解放されるために行ったのに
あなたはそこでも 友達ができません。

でもだからと言って
その中学に行ったことを後悔することはありません。
とっても楽しい経験や
心躍る素敵な人たちと出会い
楽しい楽しい学生生活を送ることができます。

今のあなたのままでも 十分幸せで素敵な学生生活でしたが
あなたがもっと 良い学生生活を送れるように
いくつか アドバイスをしておきます。

人を叩くのはやめましょう。
冗談のノリでも 嫌われる元になります。

言われたことは守りましょう。
親は例外です。親以外の大人が言うことは守りましょう。
友達の言うことも守っときましょう。

その人に違和感を感じたら いくら仲良くしたい人でも
どんだけ好きな人でも
容赦なく距離を置いてください。
これは 今のあなたには とても辛いことでしょうが
付き合う人は お願いですから 選んでください。
違和感というのは、例えば
モノの言い方がなんか嫌、とか、人の傷つく言動を平気でする、とか、
自分勝手な思いを押し付けて人の言うことは聞いてくれない、とかです。
あなたは優しいから、意地悪な人にとってはとてもいじりがいがある人なのです。
本当は思ってくれてるはず、とか本当は思いやりがある、とか
そんなことは 本当に ひとつもありません。
あなたが傷ついて終わるだけです。あとは何もありません。
あなたは あなたと 同じぐらい優しい人と付き合ってください。
あなたに人と付き合う価値が無いんじゃありません。逆です。
そんなことをしてくる人にとって あなたはもったいなさすぎます。

幸い あなたは 今に至るまで
大病をしたり 大怪我をしたり 事件や不幸な目に遭ったり
通常の学業が困難になる程 精神を患ったり
そんなことには一切なりません。
ただし 些細な 細かい不都合はたくさん起こります。
あなたの体を正しく見てあげられるのはあなたしかいません。
他の人が無関心ということでは、ありません。
誰よりも正しく、誰よりも細かく見てあげられるのはあなただけ。
どうかどうか、あなたからの些細なSOSやヘルプを見逃さないであげて下さい。
無理をしないで。してもいいことは、ありません。

他にも言いたいことは たくさんたくさんありますが
長いのでこの辺にしておきます。

きっと楽しい学生生活になるよ!
新しいことにたくさん挑戦してねー

私は直接、助けてあげることはできないけど
いつでも見守って 困ったときは話を聞いてあげるからね。

20歳のあなたより

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12-20

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投稿日:2020/01/13 16:09:59

文字数:1,239文字

カテゴリ:歌詞

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