赤く染まる空の下　蝉の叫ぶ声聞きながら
貴方はサヨナラさえも告げず　遠い場所へ旅に出てしまった

どうして今までは　愛してたのに
どうしてこれからは　離れ離れなの

貴方にもらった手紙も　二人で写した写真も
終わった悲恋の記録を　跡形なく燃やして

貴方と過ごした日々に　遺る思い出の宝物を
一つ一つ火の中に投げ入れ　みんな灰と炭にしてしまうの

どんなに燃やしても　忘れられない
全てを燃やしても　貴方が好きなの

後悔だらけの記憶を　どこにも届かぬ祈りも
必要ないもの全てを　ほら今すぐ燃やして


一途に愛した時間が　貴方を愛した時間が
戻らぬ日々だというなら　もうそれなら燃やして

このまま全てを燃やして　想いを残さず燃やして
諦めきれない私を
ねえ、お願い燃やして...


＿＿＿＿＿

あかくそまるそらのした　せみのさけぶこえききながら
あなたわサヨナラさえもつげず　とおいばしょえたびにでてしまった

どうしていままでわ　あいしてたのに
どうしてこれからわ　はなればなれなの

あなたにもらったてがみも　ふたりでうつしたしゃしんも
おわったひれんのきろくを　あとかたなくもやして

あなたとすごしたひびに　のこるおもいでのたからものを
ひとつひとつひのなかになげいれ　みんなはいとすみにしてしまうの

どんなにもやしても　わすれられない
すべてをもやしても　あなたがすきなの

こうかいだらけのきおくを　どこにもとどかぬいのりも
ひつようないものすべてを　ほらいますぐもやして


いちずにあいしたじかんが　あなたをあいしたじかんが
もどらぬひびだというなら　もうそれならもやして

このまますべてをもやして　おもいをのこさずもやして
あきらめきれないわたしを　ねえおねがいもやして