たった1人で眺めていた液晶に
脳裏を駆けるぼやけたその旋律に
命を吹き込む

震える心押し殺して此処に立つんだ

僕が紡いでる下手くそな詩は
ずっと藻掻いて書き上げたんだ
(この声が)
恥ずかしいけど此処に解き放つ
意味があるのならば悔いはないから

ずっと1人で堪えていた古傷に
「大丈夫」と言い聞かせて蓋をした
辛いけど

ズキズキと痛み出しては何処かへ消えてく
赤い夕日と青い空が僕を苦しめる

声にならない叫びをずっとずっと
喉が壊れるほどに叫んだ
(痛いけど)
全てを捨てて逃げ出した僕を許してよ
ねえ、また戻れるのかな

子供の頃に描いた未来は
黒いインクで塗りつぶしてた
終わりの見えない道を歩く
僕をどうかそこから見守っておくれ

この手で夢を掴むまで僕は
足掻き続けて苦しむだろう
(辛いけど)
視界が白くなって意識が飛びそうでも
また僕は立ち上がるから