【Ａ】
持ち替えた鞄点滅街灯
別れた夢を照らしてた
制服の奴と笑っていたよ
僕より見込みがあるのかな

【Ｂ】
やっぱり好きだよ少し惜しいよ
思わず足を止めネクタイ締め直した

【Ｓ】
あの頃は好きだって宣言してばかりで
ちっとも口説けていなかったんだ
「行動で示せって言葉はタダなんだよ」
叩かれた頭撫でて歩き出す

【Ａ】
独りきりの部屋二つ輪電灯
鏡のガラススーツの僕
写り込む過去は笑っていたよ
ごめんね吐息が曇らせた

【Ｂ】
拙い言い訳これで最後だ
満足しているよ後悔してないんだ

【Ｓ】
あの頃は好きだって宣言するだけで
絶対叶うと信じていたよ
持ちすぎて落ちてったことさえ忘れていく
思い出すときは誰かの手の中

【Ｂ】
微睡む隣でソファ沈んだ
景品だったもの今では一部になった

【Ｓ】
全力で好きだって宣言できる夢を
はじめてこの手で抱きしめたんだ
改めて好きだって言わせてもらえるかな
目を刺した朝日幸せな夢現