A1 募る悲哀 築く扉 誰が叩くの
  深し戯曲 奏(sou)す鼓動 誰に届くの

B1 編んで紡いで 裂いて千切って 結って繋げて 絡む柵
  離れられない この世の檻に 貴方は独り

C1 なぜ美しい 花咲き誇る
  地に屍(kabane)肥やして 根に溜めるは悲しみ
  この目に映る 全て惑わす
  躯被う嘘も 最後目映炎に帰す

A2 遠し都 毀つ鏡 何を映すの
  傷む柱 朽ちる鼓動 何が終わるの

B2 縛り締め付け 括り絞って 嘆き憎しみ 交わす眼差し
  きっと容易い この世の縁(en)に 永久にさよなら

C2 誰の命で 城聳え立つ
  天守の姫の為 身を捧げる定めよ
  何も見えずに 何を信じる
  生を纏う意味も 零れ落ちた涙に知る

C3 誰も知らない この世の果てに
  消せぬ闇を重ね 怨嗟の鎖解(hodo)けぬ
  なぜ泣いている 逢い溢る世に
  涙が道標 息流るる光の中

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羅城門上階の姫君

shaloさんの歌詞募集曲への応募作品です。
美しい物の下には醜いものがあるらしいので、
醜いこの世界の上にはきっと美しいお姫様がいるに違いない、
という感じの詩です。

閲覧数:145

投稿日:2012/05/20 12:41:22

文字数:406文字

カテゴリ:歌詞

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