BPM180 わたしのおうち

時も無い 隔離した枠の中
黴臭い 二本の歯ブラシと
羸弱に 朧な月が差す
その世界、神は最早いない。

赤茶けた部屋の中 月明かりに焦がされ
そのプラネタリウムの光は段々消えていく

「ねぇ、いい子になるよ。片付けにお洗濯、少しなら一人で留守番出来るから。だから、忘れないでね、私の事。ここにいるからね、あとたまにはご飯も食べたいな、ママ」

どのくらい時間が経ったのか ありふれた未来も望めずに
ただ息をする事がやっとで
「じゃあ私、なんで生きているの」

軽快に落ちる雨と消え逝きかけた命が
ひそり輝いた後ぽつり色を亡くしてく

「ねぇ、いい子になったよ。今日だって1人でお留守番して1日泣かずにいれたんだ。だから、いつか褒めてね。いつもみたいに叩いてもきっと泣かずに元気に頑張るよ」
「ねぇ、ママ。大人になったら、私でもお外の世界に行って、1日楽しく暮らせるね。でもさ、大人じゃなくても、私でもきっとこの窓から出たらお空は自由に飛べるよね。バイバイ」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

わたしのおうち 歌詞

閲覧数:169

投稿日:2018/07/22 19:16:27

文字数:444文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました