【オフボーカル】月光讃花 / KAITO

2mixとマスタリング済のものです。

歌詞

咲かせ　咲かせ　誇れ己の花
彼岸の夜に彷徨った影に
結んで開いて如何した？　坊や
祓えや　滅　滅　滅

物の怪のお出ましだ
その清く澄んだ眼で見破れ少年ら
狭間で揺らめいた桃源郷は
皆々が驚天動地だ　駄　惰　堕

唯、使命を携えて
今傷付いた刹那に繰り出す照明弾
淀んだ真っ赤な空を仰げば
嗚呼、又繰り返し

海も街も照らせぬ宵の月
さぁさぁ此の手を引いて

咲かせ　咲かせ　誇れ己の花
弾む鼓動に失った縁
結んで開いて飛び出して深淵
遍く不浄の地　清め給え、と
さぁ進め　曇天を穿つまで
此の身を捧げ　唯守り抜け、と
合図が鳴る前に
誘き出せ彼奴らの哀を今
おどろおどろし祓えや　滅　滅　滅

気を抜けば振り出しへ
延長戦で思わず身を乗り出す傍観者
拐かす奇怪な催しに意外なお客人だ

幾星霜　躍起になって　先担った役目は
あっちもどっちも　こっちもそっちも
二進も三進も行かないな
惜しみ呼ぶ声は草葉の陰
嗚呼、又繰り返し

廻れ　廻れ　輪廻転生の輪
倦む不穏に群がった悪夢
契った想いは儚く霞んで
蠢く虚構に呑まれて泣くのか？
さぁ救え　数多幾千の生
此の身と骨が朽ち果てるまで、と
合図が鳴り響く
現世の些末な愛と
終わりの刻を　唯一人憂うだけ

決して振り返るな　目を閉じろ
名前を呼ばれても　返事をするな

夜の帳の向こうから抜け出せば
「さぁさぁ遊んで頂戴？」

鳴らせ　鳴らせ　響け己の音
眠りについた夜明けはすぐ其処に
刃、揮わせて行進
嘲る其の身で罪を贖え、と
さぁ巡れ　永遠に消え去るまで
己を忘れ　唯明日は来る、と
合図が止む前に
興醒めするほどのあいを今
おどろおどろし祓えや　滅　滅　滅